自律連帯とは
自律連帯とは何でしょうか?
自律(自立)とは、自分の頭で考え自分の意思で行動することを意味します。
連帯とは、共通の関心・目的・基準を認識し、一体感を創り出すことを意味します。
すなわち、自律連帯とは、
「自分の頭で考え自分の意思で行動できる人たちが共通の関心や目的をもち世界観を共有し、一体となっている状態」と言えるでしょう。
ではなぜ自律連帯を目指すのでしょうか。
答えはいたってシンプルで「その方が面白いから」です。
自律の反対は「依存」や「ぶらさがり」です。ぶらさがり人財は、組織に依存し指示がなければ動けない他責思考な人財です。
ぶらさがり人財の口癖はこうです。
「会社がやってくれない」
「あの人がこう言ったから」
「言われていないからやらない」
このような人と一緒に仕事をしたいでしょうか。おそらくその答えはNoでしょう。
自分の頭で考え自分の意思で行動できる人たちと共通の目的をもって仕事をする。
その方が楽しい、面白い、ワクワクする。それが、我々が自立連帯を目指す理由です。
仕事とは何か。自律した人がする仕事とは。
組織に依存した人と一緒に仕事をしたいか、自立した人たちと一緒に仕事をしたいかを問いましたが、そもそも仕事とは何でしょうか。
先人の企業が掲げる以下の行動指針にもあるように
「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」
「仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。仕事とは、先手先手と働きかけていくことで、受け身でやるものではない」
両社の行動指針から学べることは【仕事とは受け身でするものではなく自ら創るべきもの】ということです。
組織に依存した人は「与えられた仕事しかしない人」
自律した人は「自ら創った仕事をする人」
とも表現できるかもしれません。
なぜ3つの要素が必要なのか
ご存じの通り、自律連帯していくうえで目指すべき人財像を「つばさ人」と呼んでいます。
つばさ人を構成するのは3つの要素があります。
1. 志・使命感
2. 人格
3. プロスキル
ではなぜこの3つの要素が必要なのでしょうか?
まず、「プロスキル(専門知識やそれを発揮する能力)」だけがあれば良いわけではないことは、理解がしやすいかと思います。高い専門性をもっているけれど、自分の利益を追求し他人の感情を大切にしなければ人は離れてしまいます。
そのため、人の感情を大切にでき人間力を高め続ける「人格」が必要です。
人格のある人は自分の感情も他人の感情も大切にすることができますが、感情に飲まれすぎてそれをコントロールできなければ暴走してしまうことがあります。
それをコントロールするものが「志・使命感」です。意志力と呼んでもいいかもしれません。ただし、「志・使命感」だけが強いと自分の主張が強いだけの頑固者になってしまいます。
以上のように、志・使命感、人格、プロスキルはどれか一つが高ければいいというわけではなく、バランスが必要です。バランスよく3つの要素を兼ね備えることで、自律連帯が可能になるのです。
3つの要素の高め方とは
志・使命感
そもそも、志・使命感はどのように見つければよいのでしょうか。
自分の志や使命感を考えるうえで役立つ3つの問いをご紹介します。
<3つの問い>
何が得意か
何をやりたいのか
自分の行動や業務の中にどんな意味や価値を見出せるか
これら3つの問いを考えることは、自分が何をしたいのか、自分はどうすべきかを見つけるヒントになるのではないでしょうか?
人格
人格を磨くのは難しいですが、グループ理念の実践が重要です。
特に「仲間が先、自分は後」という、自利ではなく利他のマインドを持つことが大切です。
とはいえ、つばさホールディングスグループには素晴らしい人格を備えた方がほとんどかと思います。
採用の段階で、人格を見極め、理念に真に共感ができているかを判断できているからではないでしょうか。
プロスキル
プロスキルを高めるためのアプローチは4つ存在します。
一つはOJTです。
OJTとは On the Job Training (オンザジョブトレーニング)の略で、職場の上司や先輩が、部下や後輩に対して、実際の仕事を通じて指導し、知識、技術などを身に付けさせる教育方法です。つまり、「仕事をしていく中でプロスキルを高める」ということです。
次に、自己啓発です。
自己啓発は、通常、仕事の業務時間外に行われ、仕事で活かせる知識やスキルを身につけることを通じて、自分を向上させる取り組みです。以下は、一般的な自己啓発の手法です。
書籍を読む
講演会やセミナーに参加する
CD・オーディオブックを聞く
eラーニングを活用する
ブログを読む
資格取得をめざす
コーチングセッションを受ける
三つ目は社内研修(Off-JT)です。
Off-JTとはOff-the-Job Trainingの略称で、職場を離れて新しい職務の知識を得たり、実践に備えた学びを得るための研修方法です。
さいごに社外研修です。
社外研修とは社外から講師を招いたり、社外に出向いたりして行う研修を指します。